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シマノ自転車博物館

(じてんしゃ はくぶつかん)

自転車の魅力と可能性に触れる

シマノ自転車博物館は、大阪府堺市堺区南向陽町に位置し、自転車に関するさまざまな展示が楽しめる博物館です。この博物館は、もともと堺市堺区大仙町の大仙公園に隣接してあった「自転車博物館サイクルセンター」が新築移転し、2022年3月25日にリニューアルオープンし、展示面積が大幅に拡大されました。

博物館の概要と歴史

旧「自転車博物館サイクルセンター」は1992年4月に(公財)シマノ・サイクル開発センターが日本で初めての自転車博物館として開館しました。この博物館は自転車文化の普及を目的とし、多くの来館者にサイクリングの楽しさと価値を伝えてきました。新しいシマノ自転車博物館は、その意義を引き継ぎつつ、展示面積を約3.5倍に拡大し、「自転車のまち、堺」のシンボルとしてリニューアルされました。

多様な展示内容

館内には、世界最古級の自転車から最新のデザインまで、様々な自転車が展示されています。また、展示方法にも工夫が凝らされており、自転車の歴史や文化を学べるほか、環境面でも自転車の価値を再発見できるような内容になっています。さらに、リニューアル前から運営されていた大仙公園内の「自転車ひろば」も引き続き同様に運営されています。

施設概要

シマノ自転車博物館は、1階、2階、4階の3つのフロアに展示スペースが広がっており、それぞれの階で異なるテーマの展示が楽しめます。

1階:ミュージアムプラザ

1階には、無料展示エリアと有料展示エリアが設けられており、無料体験ゾーンでは堺市と自転車の関わりについて学ぶことができます。エントランスホールでは、堺と自転車の歴史を紹介しており、個性豊かな自転車も展示されています。また、ミュージアムスクエアには、自転車の歴史を辿る映像を鑑賞できるヒストリーシアターもあります。

2階:ホワイトキューブ

2階では、自転車の歴史や進化について3つのゾーンに分けて展示しています。Aゾーンでは自転車の黎明期と発展期の自転車を展示し、Bゾーンでは多様な自転車の発展期を紹介、Cゾーンでは未来の暮らしに貢献する自転車の姿を展示しています。さらに、自転車ギャラリーもあり、展示された自転車の収蔵庫としての機能も果たしています。

4階:自転車歴史回廊

4階には、シマノ自転車博物館が調査・収集した専門情報を展示しているコーナーがあります。マルチメディアライブラリーでは、自転車に関する書籍やデジタルアーカイブが整備され、収蔵されている自転車の情報も閲覧可能です。また、自転車部品の歴史を紹介する「ストリートオブバイシクルコンポーネンツ」や、特別展示室も設けられています。

建物概要

シマノ自転車博物館の敷地面積は2907平方メートル、建築面積は1659平方メートル、延床面積は4223平方メートルです。博物館の広大な敷地と建物内には、多様な展示や体験が可能なスペースが設けられ、来館者にとって充実した時間を過ごすことができます。

イベント

シマノ自転車博物館では、土日祝日を中心に様々なイベントが開催されています。これらのイベントには、予約が必要なものや開催日が不定のものもあるため、詳細はシマノ自転車博物館の公式サイトでご確認いただけます。

主なイベント

以下に代表的なイベントを紹介します。

自転車広場でのイベント

大仙公園内にある「自転車広場」では、子供から大人まで楽しめるイベントが多数開催されています。以下に代表的なイベントを紹介します。

その他のサイクリングイベント

その他、博物館の周辺を巡るサイクリングイベントもあります。距離やコースが異なるため、初心者から中級者まで楽しめる内容となっています。

交通アクセス

シマノ自転車博物館へのアクセス方法は以下の通りです。

シマノ自転車博物館は、大人から子供まで楽しめる豊富な展示とイベントが揃っており、自転車文化や歴史に触れる貴重な場所です。ぜひ一度足を運び、さまざまな展示やイベントをお楽しみください。

Information

名称
シマノ自転車博物館
(じてんしゃ はくぶつかん)

堺・泉南

大阪府