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堺HAMONOミュージアム(堺伝匠館)

(さかい はもの)

刃物の匠の技に触れるミュージアム

大阪府堺市堺区にある堺伝匠館は、堺の伝統産業である堺打刃物をはじめ、様々な伝統工芸品に触れることができます。様々な伝統工芸品に触れることができる施設です。正式名称は堺伝匠館で、匠の技を間近で見たり、体験したり、注染和晒、線香、昆布など購入したりすることができます。

伝統産業の粋を集めた空間

堺伝匠館は、1階と2階に分かれており、それぞれ異なる魅力的な展示や体験スペースが設けられています。

1階:匠の技に触れるフロア

1階 包丁の展示販売フロアには、以下の施設があります。

2階:文化交流のフロア

2階 堺刃物ミュージアム「CUT」には、以下の施設があります。

TAKUMI SHOP:堺の逸品に出会う

1階にあるTAKUMI SHOPでは、一般の方から料理人まで満足できる豊富な品揃えが魅力です。

包丁コーナー:用途に合わせて選ぶ

壁面には様々な種類の包丁が陳列されており、用途に合わせて選ぶことができます。プロ用の包丁は事業者別(ブランド別)に陳列されているため、比較検討しやすいのが特徴です。

伝統産業品コーナー:匠の技が光る逸品

注染和晒、線香、昆布など、堺の伝統産業品が並びます。普段使いできる調味料や、贈り物にもピッタリな匠の逸品を選ぶことができます。

TAKUMI EXHIBITION:伝統産業の奥深さを知る

2階のTAKUMI EXHIBITIONでは、注染・捺染による染物や和晒、堺五月鯉幟など、堺の伝統産業に関する展示を見ることができます。空間を活かした展示方法で、それぞれの工芸品の魅力を伝えています。

また、研ぎ方教室や線香づくりなど、実演の見学や体験もできます。

堺刃物ミュージアム「CUT」:刃物の世界を深く知る

堺刃物ミュージアム「CUT」では、堺の刃物の歴史や製造方法、様々な用途の包丁などを、実物、模型、イラストを用いて分かりやすく展示しています。

包丁シャンデリア「HIBANA」:圧巻の美

ミュージアムのシンボルとなっているのは、約300本の包丁の素材を使ったシャンデリア「HIBANA」です。その美しい輝きは、訪れる人々を魅了します。

堺刃物の歴史

起源と発展

堺は日本の刃物産業の中心地として発展し、約2000年前の弥生時代から石包丁が使用されていました。室町時代には南蛮貿易を通じてたばこ包丁が生産され、徳川幕府の専売品となりました。

戦国時代と鉄砲産業

1543年、ポルトガル人によって鉄砲が伝来すると、堺は鉄砲の製造地として重要な役割を果たしました。鉄工技術の発展により、刃物産業もさらに進化しました。

江戸時代以降の発展

江戸時代には、徳川幕府が堺刃物の品質を認め、「堺極」という極印を附して専売しました。これにより、堺刃物の名声は全国に広まりました。

堺打刃物の製造工程

鍛冶

研ぎ

柄付け

アクセス

堺伝匠館は、阪堺線「妙国寺前」停留場から南西へ徒歩3分の場所にあります。

堺HAMONOミュージアムは、日本が誇る刃物産業の歴史と技術を学ぶ貴重な施設です。堺打刃物をはじめ、様々な伝統工芸品に触れることができ、匠の技を間近に感じることができます。実際に伝統工芸に触れることができる体験型ミュージアムとして、多くの方に訪れていただきたいスポットです。

Information

名称
堺HAMONOミュージアム(堺伝匠館)
(さかい はもの)
リンク
公式サイト
住所
大阪府堺市堺区堺区大仙町7-1
電話番号
072-241-0002
料金

見学自由

駐車場
堺市営駐車場・仁徳天皇陵駐車場有 有料
アクセス

JR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩で10分

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