大阪府 » 堺・泉南

東区(堺市)

(ひがしく さかいし)

東区は堺市を構成する7つの区のうちのひとつで、市の東部に位置しています。美原区とともに旧南河内郡の郡域に含まれ、豊かな歴史と美しい景観が広がっています。

東区の施設・名所

東区には歴史的な神社や古城跡、自然豊かな公園が点在しており、訪れる人々に様々な魅力を提供しています。

地理的特徴

東区は堺市の中東部に位置し、全域が丘陵地帯となっています。区内には住宅地が広がる一方で、北東部や南東部には田畑が多く、灌漑用ため池が点在していることも特徴です。主要な河川は南東部を流れる西除川があり、その他の大きな川は区内に見られません。

また、交通の便も良く、南西から南海高野線が、北東から阪和自動車道と大阪府道36号が通っています。商業の中心地は高野線の主要駅である北野田駅周辺で、多くの店舗が軒を連ねています。

田園都市の原型としての町並み

東区には1930年代から1940年代初頭にかけて整備されたロータリー交差点や放射状の道路網が複数存在します。この町並みは、当時の日本の田園都市の原型とされ、関西土地株式会社や南海鉄道(現在の南海電気鉄道)などによって整備されました。特に大美野噴水ロータリーは、中央に噴水が設置されている珍しい交差点として知られています。

交通アクセス

鉄道

東区内の主要な鉄道として南海電気鉄道の高野線があり、初芝駅、萩原天神駅、北野田駅が設置されています。また、北区との境界付近には白鷺駅があり、通勤・通学に便利な交通手段となっています。

バス

東区内のバス交通は、南海バスと近鉄バスが運行を行っており、初芝駅や北野田駅を中心に様々な路線が設定されています。

道路

区内の主要な道路は阪和自動車道と大阪府道36号泉大津美原線があり、これらを除くと片側1車線の道路が多くを占めています。車でのアクセスも比較的便利ですが、道路幅が狭い部分も多いため運転の際はご注意ください。

東区の特長と魅力

堺市東区は、自然豊かな公園や歴史ある神社仏閣、そして独特の町並みが調和したエリアです。商業エリアとしての利便性と、静かな住宅街としての住みやすさが共存し、観光にも生活にも適した環境が整っています。特に住宅地内に設けられたロータリー交差点や放射状の道路網、田園都市の名残を残す閑静な街並みは、他にはない魅力といえるでしょう。

堺市に訪れた際には、ぜひ東区の観光スポットや公園などを巡り、その豊かな歴史と風情を体験してみてください。

Information

名称
東区(堺市)
(ひがしく さかいし)

堺・泉南

大阪府