モールの構成
岸和田カンカンベイサイドモールは、主に「WEST」と「EAST」の二つのエリアで構成されています。大阪府道29号大阪臨海線に面しており、アクセスが良好です。地上に広がる商業施設の他に、地下には駐車場があり、さらに隣接して平面駐車場も完備しています。
概要と沿革
岸和田カンカンベイサイドモールは、岸和田旧港の再開発事業の一環として、1997年3月に「岸和田カンカン本館」(現在のEAST)が、1999年9月には「岸和田カンカンベイサイドモール」(現在のWEST)がオープンしました。その後、2004年に現在の名称に改称され、住友商事の子会社である住商アーバン開発が運営していましたが、2017年からは東京建物子会社のプライムプレイスが運営を引き継ぎました。
リニューアルと施設の拡充
2018年にはWESTエリアのリニューアルが行われ、国内最大級のクライミングウォールやスケートボードパークなど、スポーツを楽しめる新たな設備が設置されました。さらに、2019年には岸和田旧港地区が「みなとオアシス岸和田」に登録され、岸和田カンカンベイサイドモールもその構成施設として認定されました。
名称の由来
「カンカン」という名称は、岸和田の伝統的な祭り「岸和田だんじり祭」の見所の一つである「カンカン場」に由来しています。カンカン場は、大阪府道29号大阪臨海線の岸和田港交差点付近を指し、ここはかつて岸和田港の船荷を量る場所でした。そのため、地元の人々には「カンカン場」という名称で親しまれてきました。
特徴
WESTエリアの魅力
WESTエリアはイギリスのリバプールを参考にした洋風建築で、地上4階建て(地下1階)です。1~3階は吹き抜け構造で、ヨーロッパの街並みを彷彿とさせる小路のような雰囲気が特徴です。日本初出店の店舗を含む多様なショップが軒を連ねており、訪れる人々に特別なショッピング体験を提供しています。
ユナイテッド・シネマ
3階にあるユナイテッド・シネマは9スクリーンを備え、関西でも最大級のシネマコンプレックスです。映画の迫力を楽しめる特殊なシートや、障がい者用の座席も完備されており、幅広いお客様に対応した設備が整っています。
オーシャンサーカスとプロムナード
海に面した場所には、週末にイベントが開催される円形広場「オーシャンサーカス」があり、その奥にはプロムナードが整備されています。ここからは阪神高速4号湾岸線の岸和田大橋を一望でき、美しい海の景色が広がります。
ロケ地としての評価
岸和田カンカンベイサイドモールはその美しい外観から、映画やテレビドラマのロケ地としても注目されています。2003年には大阪フィルム・カウンシルが主催したロケ地推薦写真コンクールで優秀賞を受賞しており、多くの撮影が行われてきました。
EASTエリアの施設
EASTエリアは地上5階建て(地下1階)で、1~3階には店舗が並び、4階から上は立体駐車場になっています。EASTにも多くの人気ショップが揃っており、アウトレットモールとしての機能を果たしています。
主要テナント
岸和田カンカンベイサイドモールには、国内外のブランドが多数入店しています。以下に主要なテナントをいくつかご紹介します。
WESTエリアのテナント
- ユナイテッド・シネマ岸和田
- H&M
- アディダス
- アウトレットフィールド キュキュ
- ムラサキパーク
EASTエリアのテナント
- ユニクロ
- ライトオン
- ABC-MART
- しまむら
- マツモトキヨシ
- セリア
アクセス情報
岸和田カンカンベイサイドモールへのアクセスも非常に便利です。お車でお越しの場合は、阪神高速4号湾岸線の岸和田南出入口より1分ほどで到着できます。また、公共交通機関を利用する場合、南海本線岸和田駅から徒歩約10分の距離にあります。
近隣施設
岸和田カンカンベイサイドモールの周辺には、多目的ホールの「岸和田市立浪切ホール」や結婚式場の「リヴァージュブラン」など、さまざまな施設が揃っています。これらの施設との併用により、一日を通して充実した時間を過ごすことができるでしょう。
まとめ
岸和田カンカンベイサイドモールは、ショッピングやエンターテイメントを楽しめるだけでなく、スポーツ施設やイベントスペース、映画館など多彩な施設が揃っており、訪れる人々に多様な体験を提供しています。大阪の南部に位置するため、大阪観光の一環としても訪れやすいスポットです。岸和田ならではの魅力と最新のエンターテイメントが融合したこのモールで、楽しい一日をお過ごしください。