祭神と歴史
祭神:保食神
嘉祥神社の主祭神は保食神(うけもちの神)です。この神は農耕や食物を司る神であり、かつては「稲荷大明神」とも称されていました。
神社の歴史
嘉祥神社の創建時期は不明ですが、明治5年(1872年)には村社に列せられました。また、明治41年(1908年)には、海上神社と海南神社が合祀されました。本殿は安土桃山時代に建てられ、大阪府の有形文化財に指定されています。
境内の見どころ
本殿と摂末社
嘉祥神社の本殿は、安土桃山時代の建築様式を持ち、大阪府有形文化財に指定されています。境内には海上神社と海南神社という2つの摂末社があり、それぞれに独自の歴史が刻まれています。
大きなクスノキ
境内には立派なクスノキがそびえ立ち、その存在感は地元の象徴的な風景となっています。このクスノキは航空写真や高台からも目立ち、訪れる人々の目を引きます。
2つの鳥居
嘉祥神社の入口には2つの鳥居が横に並んでおり、両脇には石灯篭が配置されています。この特徴的な景観は、神社の伝統と美しさを際立たせています。
祭礼と行事
嘉祥神社では年間を通じてさまざまな祭礼が行われています。地域の伝統行事として、多くの参拝者が訪れます。
主要な祭礼
- 歳旦祭:1月1日
- 十日戎:1月10日
- 祈念祭:4月29日
- 夏祭:7月16日
- 御例祭:10月9日・10日
昭和末期まで行われていた建国記念祭は現在では行われていません。
アクセスと利用情報
所在地
大阪府泉南郡田尻町大字嘉祥寺761番地
アクセス方法
南海本線「吉見ノ里駅」から約900メートル、徒歩約10分でアクセス可能です。また、近隣には田尻町の観光スポットが点在しており、散策しながら訪れるのもおすすめです。
周辺情報
嘉祥神社の周辺には、りんくうプレミアム・アウトレットやりんくう公園などの観光地があり、ショッピングや自然散策を楽しむことができます。
まとめ
嘉祥神社は、地域の歴史や文化を感じることができる魅力的な場所です。特に本殿やクスノキ、摂末社などは見応えがあり、地元の人々や観光客に親しまれています。大阪府泉南郡田尻町を訪れる際には、ぜひ嘉祥神社にも足を運んでみてはいかがでしょうか。