由緒
祭神
主祭神は豊宇気毘売大神(とようけひめおおかみ)で、1108年に鳥羽天皇が伊勢外宮から勧請したと伝えられています。
配神
- 赤井神社(梅の宮、大阪府指定史跡)
- 牛神神社
赤井神社は、幻の大巨刹「仏性寺」の守護神であったとされ、仏性寺は織田信長や豊臣秀吉の根来攻めの際に焼失したといわれています。 また、牛神神社は牛の守護神として、農家が七夕に牛を清め参拝する伝統があります。
歴史
「稲荷」という名称は「稲みのる、なる」に由来し、農業や産業の発展を司る神として崇敬されてきました。 豊受大神は、伊勢内宮の天照大神と共に日本の始祖の女神として信仰されています。
信達市場の由緒
信達市場は平安時代には「信達荘御所村」と呼ばれ、熊野詣での拠点として栄えました。 白河上皇や後鳥羽上皇もこの地を訪れたとされ、江戸時代には市が立つようになり「市場村」と改称されました。 この頃から稲荷神社が商売繁盛の神として祀られるようになり、「市場稲荷神社」と呼ばれるようになりました。
年中行事
主要な行事
- 元旦祭 - 1月1日
- 節分祭 - 2月3日(神火厄払)
- 初牛祭 - 2月の牛の日
- 祈年祭 - 3月(春祭)
- 例祭 - 10月第2日曜日(秋季祭礼)
- 七五三祭 - 11月15日
- 新嘗祭 - 11月
秋祭り
秋季祭礼では「やぐら」と呼ばれる地車が曳行され、氏子総出で賑わいます。 祭りでは各家庭が親戚や知人を招いて振る舞いを行い、提灯を掲げたやぐらが街を巡ります。 神主による祝詞や御神楽が奉納され、地域の伝統が今なお大切に受け継がれています。
交通アクセス
- JR阪和線 和泉砂川駅 徒歩25分
- JR阪和線 新家駅からコミュニティバス北回り「市場青年会場前」下車 徒歩5分
周辺情報
- 海会寺跡
- 古代史博物館
- 林昌寺
- 往生院
- 一岡神社
- 岡中鎮守社
- 樫井古戦場跡(大坂夏の陣)
- 厩戸王子跡
- 長慶寺