柏原市立玉手山公園は、大阪府柏原市の玉手山丘陵地帯に位置する都市公園です。1999年(平成11年)3月に開園し、総面積は約68,000平方メートル(約20,000坪)を誇ります。
園内には豊かな自然が広がり、春には梅や桜、初夏には新緑とツツジ、秋には紅葉など、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。また、大型遊具やちびっ子ゲレンデなど、子どもから大人まで楽しめる設備が充実しています。
公園の前身は、1908年(明治41年)に開設された近鉄玉手山遊園地で、西日本最古の遊園地として知られていました。遊園地は90年の歴史を経て、1998年(平成10年)5月31日に閉園しました。その後、柏原市が宗教法人・安福寺から土地を借り受け、遊具をそのまま引き継ぎ、1999年に玉手山公園として再開されました。
公園内には「玉手山古墳群」と呼ばれる古墳群があり、古墳時代から続く歴史の一端を垣間見ることができます。また、大坂夏の陣での「道明寺の戦い」に関連する供養塔や記念碑も点在しています。
俳人・小林一茶も玉手山を訪れ、俳句を詠んでいます。そのうちの一つが園内に句碑として残されています。
玉手山公園は以下の6つのゾーンに分かれており、それぞれの特色を楽しむことができます:
公園の展望台からは、百舌鳥・古市古墳群を望むことができます。特に応神天皇陵古墳などの大規模な古墳群をパノラマで楽しめるのは魅力の一つです。
玉手山公園へのアクセス方法は以下の通りです:
駐車場が限られているため、公共交通機関の利用をお勧めします。
開園時間は午前9時から午後5時までです。休園日は毎週水曜日と年末年始(12月29日~1月3日)ですが、梅や桜の開花時期(2月初旬から4月下旬)は水曜日も開園します。