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権現の滝(大阪府)

(ごんげん たき)

権現の滝は、大阪府四條畷市にある自然豊かな滝で、権現川の一部として知られています。落差約15メートルのこの滝は、地元住民だけでなく観光客にも親しまれるスポットです。

概要

権現の滝の基本情報

権現の滝は、大阪府四條畷市に位置し、寝屋川の支流である権現川にかかる滝です。高さ15メートルの落差を誇り、自然の迫力を体感できる場所となっています。周辺は「大阪府民の森 むろいけ園地」(別名:緑の文化園)として整備されており、訪れる人々に自然の癒しを提供しています。

伝説の背景

権現の滝はその美しさだけでなく、奈良時代の行基(ぎょうき)にまつわる伝説で有名です。滝の名前は、この伝説に由来しており、地域の歴史や文化と深く結びついています。

地理と伝説

滝の位置と自然環境

この滝は、寝屋川の支流である権現川に属しており、その周辺は豊かな緑に囲まれています。「大阪府民の森 むろいけ園地」の一部として、多くのハイカーや自然愛好者が訪れるエリアです。

雨乞い伝説と行基

奈良時代、当地で日照りが続き、村人たちは雨乞いをしても効果が出ませんでした。その際、通りかかった行基が滝壺に衣を敷き、祈願を始めたところ、龍王が老翁の姿で現れ、「我、民を救わん」と語りました。そして天は急に曇り、大粒の雨が降り始め、村人たちは救われました。

龍王の犠牲と三つの寺

雨が上がった後、村人たちは山中で三つに裂けた龍の体を見つけました。頭が落ちた場所には龍光寺、胴体の落ちた場所には龍間寺、尾の落ちた場所には龍尾寺が建てられ、龍王の霊を弔いました。この伝説は、2002年に「まんが日本昔ばなし」の題材にも取り上げられました。

アクセス情報

最寄り駅からのアクセス

権現の滝へは、JR「四条畷駅」から徒歩で約60分の距離にあります。途中の道は自然豊かで、散策を楽しみながら訪れることができます。また、自家用車で訪れる場合は「大阪府民の森 むろいけ園地」の駐車場を利用することが可能です。

まとめ

権現の滝は、その美しい自然景観と伝説に彩られた歴史を併せ持つ観光スポットです。大阪府四條畷市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。滝の迫力や、行基と龍王の物語に思いを馳せながら、豊かな自然を満喫できることでしょう。

Information

名称
権現の滝(大阪府)
(ごんげん たき)

東大阪

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