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五月山緑地都市緑化植物園

(さつきやま りょくち とし りょっか しょくぶつえん)

五月山緑地都市緑化植物園は、大阪府池田市にある市立の都市緑化植物園です。この植物園は、都市緑化推進と自然環境の保護・教育を目的とし、地域の人々や訪問者に癒しと学びの場を提供しています。

概要

五月山緑地都市緑化植物園は、大阪府池田市の五月丘五丁目2-5に位置しており、五月山のふもとに広がる5.3ヘクタールの敷地を有します。この園は、杉ヶ谷川沿いの斜面に設けられ、市内の自然を活かした美しい景観を楽しむことができます。

園内の施設

五月山緑地都市緑化植物園には、池田市緑のセンター、レストフラワーホール(温室)、ツツジ・サツキ園、芳香樹園、アジサイ園、実のなる樹園など、様々な施設が整備されています。また、園内には池田市立五月山動物園や池田市五月山体育館、池田城跡公園といった多様な施設が隣接し、一帯として市民や観光客に親しまれています。

池田市緑のセンター

池田市緑のセンターでは、園芸教室やフラワーデザイン教室が定期的に開催され、訪れる人々が植物について学べる機会を提供しています。建物は2階建ての鉄筋コンクリート構造で、延床面積は約390平方メートルです。1階には約100平方メートルの展示ギャラリーと40平方メートルの事務室、2階には約80平方メートルの会議室、17平方メートルの資料室、そして約40平方メートルの屋上野草園が備えられています。

レストフラワーホール(温室)

レストフラワーホールは1階建ての鉄骨構造で、総面積が227平方メートルの温室施設です。冷温室や風除室が併設されており、四季を通じて珍しい植物や花を観察することができます。

植物園の歴史と由来

五月山緑地都市緑化植物園は、1981年(昭和56年)にその整備が始まりました。1987年(昭和62年)1月8日には、池田市緑のセンターの建設工事が着工され、同年10月1日に開設されました。その後、1988年(昭和63年)9月には温室の建設がスタートし、1989年(平成元年)4月28日にレストフラワーホールが完成。さらに5月12日には、植物園全体が正式に開園しました。

周辺観光地とのアクセス

五月山緑地都市緑化植物園へのアクセスは、阪急バス「五月丘小学校前」バス停から徒歩約1分で、非常に便利です。また、阪急電鉄池田駅からは北東へ約1.4キロメートルの距離にあり、徒歩や自転車で訪れることができます。

周辺の観光スポット

植物園の周辺には、いくつかの観光名所が点在しています。南には220メートルほどの位置に池田市立五月丘小学校、さらに500メートルほどの場所には小林一三記念館があります。また、南西には池田城跡公園が600メートルの距離にあり、池田市立五月山動物園も北西に600メートルの位置にあります。このように、植物園を中心にして歴史や文化、自然に触れることができるスポットが揃っており、一日を通して楽しむことができます。

教育とイベント

五月山緑地都市緑化植物園では、訪れる人々が植物や自然について学べる多彩なイベントが開催されています。園内では、季節に合わせた植物の展示や、地域の人々が参加できるワークショップ、子供向けの自然観察教室なども行われています。特に春のツツジやサツキ、夏のアジサイといった花の季節には多くの人が訪れ、美しい風景を楽しむことができます。

観光地としての魅力

五月山緑地都市緑化植物園は、都市の喧騒から離れた自然豊かな空間であり、四季折々の花や植物が美しく整備された庭園を彩ります。観光客にとっても癒しと安らぎの場となっており、大阪府内外から多くの訪問者が訪れるスポットです。地域に根差した文化と歴史を感じながら、植物の魅力に触れることができる場所として、池田市に訪れる方にはぜひおすすめしたい観光地です。

訪問時の注意点

訪れる際は、園内のルールを守り、植物や施設を大切に利用しましょう。特に温室内では、珍しい植物が保護されていますので、直接触れないようご配慮ください。また、園内での飲食は指定されたエリアでのみ可能です。安全で快適な訪問のために、注意事項に従いましょう。

まとめ

五月山緑地都市緑化植物園は、池田市の自然と都市緑化の推進に貢献する植物園です。多種多様な植物が整備された園内は、学びと癒しの場として訪れる人々に愛されています。池田市を訪れた際には、ぜひこの植物園で豊かな自然と美しい景観を楽しんでみてください。

Information

名称
五月山緑地都市緑化植物園
(さつきやま りょくち とし りょっか しょくぶつえん)

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