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安満遺跡公園

(あまいせき こうえん)

安満遺跡公園は、大阪府高槻市八丁畷町12番3号に位置する都市公園です。この公園は、弥生時代の大規模環壕集落が見つかった国の史跡「安満遺跡」の範囲内に立地しており、その歴史的価値が高く評価されています。

公園の概要

安満遺跡公園は、かつて京都大学大学院農学研究科附属農場(以下、京大農場)があった場所に整備された歴史公園です。京大農場が移転した跡地を利用し、弥生時代の遺構を保存・活用するために整備されました。加えて、高槻市中部における防災機能の向上を目指し、広大な敷地が高槻市と都市再生機構によって共同で整備されました。

開園エリアの構成

安満遺跡公園は、2019年3月に開業した南西部の「1次開園エリア」と、2021年3月に開業した「2次開園エリア」の2つに分かれています。1次開園エリアには、公園の中心施設となる「パークセンター」や飲食店などが配置され、2次開園エリアには歴史拠点施設や多目的広場が設置されています。

公園の名称とキャッチフレーズ

公園名称とキャッチフレーズは公募によって決まりました。全国からの応募の中から、最も応募数の多かった「安満遺跡公園」が公園名称として選ばれました。また、キャッチフレーズには「日本の始まり、高槻に。」が選ばれ、この地が弥生文化の発展に貢献した歴史的な背景が表現されています。

施設案内

1次開業エリアの施設

パークセンター

パークセンターは、公園の中心施設で、情報案内センターや多目的スタジオ、セミナーや会議用の多目的室、幼児用の遊戯施設「ボーネルランドプレイヴィル安満遺跡公園」などが揃っています。また、休憩スペースやレストラン、ランニングステーション、授乳室、コインロッカーなども完備されています。

屋根付き広場

パークセンターの前には、人工芝とウッドデッキで覆われた屋根付きの広場があり、雨の日でも楽しめます。

芝生広場

パークセンター周囲には芝生広場が広がり、のびのびとした雰囲気の中でピクニックなどが楽しめます。

サンスター広場

サンスター広場は、高槻市に本社を置くサンスターの名を冠した広場で、メインエントランスから近い位置にあります。

みち広場

みち広場は、公園の中央に向かって広がる園路で、マルシェや雑貨販売などのイベントも行われます。

ピッツェリア&カフェ SUNDAY'S BAKE 569

園内にある飲食施設で、美味しいピザやカフェメニューが楽しめます。

屋外トイレ TAKAJYO TOILET

高槻市に本社を置く高浄が設置した屋外トイレで、清潔で利用しやすい設計になっています。

2次開園エリアの施設

旧京大農場本館(現・レストラン「ファーマフーズ」)

1920年に建設された旧京大農場本館は、モダンなデザインが特徴で、内部にはレストランの他、発掘された出土品が展示されているスペースや歴史体験ができるエリアも設けられています。

歴史拠点施設

安満遺跡で発掘された遺物を展示しており、弥生土器や勾玉作りなどの体験もできる施設です。

安満遺跡

園内では、弥生時代の集落や小区画水田、墓域などが再現され、訪れる人々に歴史を感じさせるエリアとなっています。

体験型キャンプカフェ(BASE Camp Gear&Cafe)

キャンプ用品を備えたカフェで、自然の中でリラックスした時間を過ごすことができます。

ペットサービスショップ(GRASS DOG & CAT)

ペット向けのサービスショップで、愛犬や愛猫と一緒に訪れることができます。

スターバックス

公園内にはスターバックスもあり、緑豊かな環境でコーヒーを楽しむことができます。

多目的広場

多目的広場は、駐車場としても利用可能なエリアで、各種イベントに対応できるスペースです。

地域活動「安満人倶楽部」

安満遺跡公園では、「市民とともに育てつづける公園」を目指し、地域住民と連携した「安満人倶楽部」(あまんどくらぶ)という活動が行われています。防災活動や古代米の栽培、地域のマルシェ開催など、多岐にわたる活動を展開し、公園と地域社会のつながりを深めています。

アクセス

Information

名称
安満遺跡公園
(あまいせき こうえん)

箕面・豊中・高槻

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