ダイハツの歴史とものづくりを紹介
館内では、ダイハツが長年にわたって生み出してきた自動車や製品を通して、日本の自動車産業の発展と人々の暮らしとの関わりを紹介しています。歴史的な車両だけでなく、技術、安全性、海外での事業展開など、幅広いテーマを学べるのが特徴です。
館内の展示構成
ヒューモビリティワールドは地上4階建てで、延床面積は約2,900平方メートルです。2階から4階が主な展示スペースとなっており、各フロアで異なるテーマの展示を楽しめます。
2階「ダイハツの原点」
2階には総合案内所があり、「ダイハツの原点」をテーマに、昭和初期に製造された製品などを紹介しています。創業期から続くダイハツのものづくりの歩みを知ることができ、時期によっては企画展も開催されます。
3階「暮らしの中のダイハツ」
3階では、「いつの時代も くらしの真ん中に」をテーマに、戦後から現在までのダイハツ製品を紹介しています。時代ごとの暮らしの変化とともに、自動車が人々の生活の中でどのような役割を担ってきたのかを知ることができます。
また、「アジアに広がるダイハツのクルマづくり」では、海外での事業展開についても紹介されています。日本国内だけでなく、アジアをはじめとする海外へ広がったダイハツの自動車づくりについて学べます。
4階「未来の技術とモビリティ」
4階では、「ミライースのひみつシアター」や「ダイハツ車を支える技術と情熱」などの展示を通して、自動車の技術や安全性への取り組みを紹介しています。
映像やさまざまな装置を活用した展示もあり、自動車の仕組みや技術について楽しみながら学べる内容となっています。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる展示が魅力です。
歴史を彩ったダイハツの車
館内には、ダイハツの歴史を象徴する貴重な車両が展示されています。初期の三輪自動車から戦後の大衆車、近年のスポーツカーまで、時代によるデザインや技術の変化を実車で見ることができます。
HD型三輪自動車
HD型三輪自動車は、1931年に発売された三輪自動車です。ダイハツのものづくりの原点を象徴する車両のひとつで、当時の自動車技術や日本の産業の発展を感じられる貴重な展示です。
ダイハツ・ミゼット
ダイハツ・ミゼットは、1950年代に製造された三輪自動車です。コンパクトな車体と親しみやすいデザインで広く普及し、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に登場したことでも知られています。
時代を代表するさまざまな車両
このほか、1960年代の「ダイハツ・フェロー」、1970年代の「ダイハツ・シャレード」、2000年代の「ダイハツ・コペン」など、さまざまな時代を代表する車両が展示されています。
年代の異なる車を見比べることで、ボディデザインやエンジン技術、車の使われ方などがどのように変化してきたのかを知ることができます。
期間限定で開催される企画展
ヒューモビリティワールドでは、常設展示に加えて期間限定の企画展も開催されてきました。これまでにも、ダイハツの車や技術にスポットを当てたさまざまな展示が行われています。
1/5スケールミニカー展示
2017年12月には、ダイハツ車を1/5スケールで再現したミニカーの展示が行われました。実車を縮小した精密な造形や細部のつくりが見どころとなった企画展です。
ラリーカー展
2019年2月には、ダイハツが手掛けたラリーカーを紹介する企画展が開催されました。モータースポーツで活躍した車両を通して、自動車の走行性能や技術力に触れられる展示となりました。
無料で楽しめる見学施設
ヒューモビリティワールドは、一般の方も見学できる施設で、入場料は無料です。自動車に詳しくない方でも、実車や映像、体験型の展示を通してダイハツの歴史や自動車技術を楽しみながら学べます。
開館日と見学時間
開館日は毎週土曜日です。午前の部は9時30分から12時までで、最終入館は11時。午後の部は13時から17時までで、最終入館は16時です。
団体で見学する場合は事前予約が必要です。10人以上の団体で訪れる際は、あらかじめ確認しておくと安心です。
ガイドツアー
当日申し込みで参加できる日本語のガイドツアーも実施されています。開始時間は10時30分、14時、16時で、各回約45分です。展示をより詳しく知りたい方は、ガイドツアーへの参加もおすすめです。
バリアフリー設備
館内にはエレベーター、スロープ、多目的トイレ、授乳室などが整備されています。また、車椅子の貸し出しにも対応していますが、利用する場合は事前連絡が必要です。
見学時の注意
館内は禁煙で、飲食や飲酒は禁止されています。展示館内での写真撮影は可能ですが、一般の工場見学は行われていません。
ヒューモビリティワールドへのアクセス
公共交通機関を利用する場合
最寄りのバス停は「ダイハツ本社前」です。阪急電鉄の石橋阪大前駅や池田駅から阪急バスを利用してアクセスできます。
また、JR福知山線の北伊丹駅からも近く、直線距離で約1kmの位置にあります。
車で訪れる場合
最寄りのインターチェンジは中国自動車道・中国池田インターチェンジです。来館者用の駐車場と駐輪場が用意されているため、車や自転車でも訪れることができます。
ただし、マイクロバスや観光バスでの来館はできないため、団体で訪れる場合は事前にアクセス方法を確認しておくことをおすすめします。
ダイハツの歴史から未来のモビリティまで
ヒューモビリティワールドは、ダイハツ工業の歴史だけでなく、日本の自動車産業や人々の暮らしと車との関係を学べる企業博物館です。
1931年のHD型三輪自動車から、ミゼット、フェロー、シャレード、コペンなど、時代を代表する車両を見学できるほか、最新の技術や安全への取り組みについても知ることができます。
無料で見学できることも魅力のひとつで、自動車好きの方はもちろん、家族で楽しみながら日本のものづくりやモビリティの歴史を学びたい方にもおすすめのスポットです。