箕面公園昆虫館は、大阪府箕面市に位置し、府営箕面公園内にある昆虫を専門とする博物館です。大阪府営で、指定管理者によって運営されています。この施設は、箕面公園内にあるため、自然豊かな環境の中で訪れる観光客にも人気があり、箕面の豊かな自然林の中で昆虫たちの世界を楽しむことができます。さらに、箕面公園一帯は1967年に「明治の森箕面国定公園」に指定され、四季折々の自然を満喫できる場所としても知られています。
箕面公園昆虫館は、昆虫の世界を広く紹介するため、1953年(昭和28年)に開館しました。館内には約7万点におよぶ貴重な昆虫標本が所蔵されており、展示内容も充実しています。ここでは、世界各地の昆虫や箕面に生息する昆虫の標本が多数展示されており、生態展示コーナーや映像シアターといった常設展示に加えて、季節ごとにテーマが異なる企画展示も行われています。
特に人気の展示として、館内の「放蝶園」では、一年を通して自然の姿で蝶が飛び交う様子を観察することができ、訪れる人々に美しい蝶の舞いを提供しています。
箕面公園昆虫館には、昆虫の生態や美しさを多面的に紹介するため、多彩な展示が揃っています。
企画展示はテーマが定期的に変わり、訪れるたびに新しい発見があります。過去の企画展示の例として以下が挙げられます:
箕面公園昆虫館の最大の見どころの一つとして、「放蝶園」が挙げられます。この放蝶園では、生きた蝶が温室内を自由に飛び回る姿を見ることができ、一年を通じて訪問者に幻想的なひと時を提供しています。
箕面公園昆虫館の歴史は、1953年(昭和28年)に木造1階建ての施設として開業したことから始まります。1981年(昭和56年)には現在の鉄筋コンクリート造2階建てに建て替えられ、放蝶温室も併設されました。
その後、1992年(平成4年)に放蝶園が完成し、1996年(平成9年)には改修工事が行われ、館内施設がさらに充実しました。また、2002年(平成14年)には財団法人大阪府公園協会による運営が開始されましたが、2006年(平成18年)には大阪府直轄に戻り、現在は府営箕面公園指定管理者によって管理・運営されています。
2017年(平成29年)には全館リニューアルが行われ、新たな設備や展示が加わり、より魅力的な施設として生まれ変わりました。
箕面公園昆虫館へのアクセスは便利です。
所在地:大阪府箕面市箕面公園1-18
最寄り駅:阪急箕面線「箕面駅」より北へ徒歩15分の距離にあります。
なお、車での来館の場合、専用駐車場はありませんが、箕面駅付近の駐車場が利用可能です。
箕面公園昆虫館は、昆虫の世界を学ぶだけでなく、豊かな自然と歴史的な名所が点在する箕面の魅力を堪能できる場所です。自然の中で昆虫たちを間近に感じられるこの施設で、学びと癒しの時間をぜひお楽しみください。