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滝畑ダム

(たきはた)

滝畑ダムは、大阪府河内長野市滝畑に位置し、一級河川・大和川水系石川の上流部に建設されたダムです。このダムは大阪府滝畑ダム管理事務所によって管理されています。 1967年に工事が開始され、1981年に竣工しました。アーチ式ダムのようなカーブを描く堤体を持ちながら、構造は重力式コンクリートダムであり、堤高は62.0mにもなります。滝畑ダムは大阪府内で最大規模のダムとして知られています。

滝畑ダムの役割と特徴

滝畑ダムは多目的ダムとして以下の機能を果たしています:

また、滝畑ダムの周辺は自然豊かで、観光地としても人気があります。遊歩道やキャンプ場が整備され、訪れる人々に癒しの空間を提供しています。

自然と観光の魅力

ダム周辺には豊かな自然が広がり、年間を通して多くの観光客が訪れます。特に、毎年10月下旬から3月初旬にかけては渡り鳥が飛来し、特にオシドリの優美な姿を見ることができます。この光景は「滝畑ダムのオシドリ」として新河内長野八景の一つに登録されています。

磨崖仏の歴史

滝畑ダムの堤体下流部右岸には、地蔵菩薩と観音菩薩の2体の磨崖仏があります。これらは大正時代末期、河内長野市在住の夏目庄吉氏が一人で掘り上げたもので、その彫刻技術と信仰心が感じられる見事な作品です。

滝畑四十八滝

ダム上流には「滝畑四十八滝」と呼ばれる美しい滝が点在し、大阪みどりの百選にも選定されています。これらの滝は訪れる人々に四季折々の自然美を楽しませてくれます。

滝畑ダムへのアクセス情報

公共交通機関

南海高野線および近鉄長野線の河内長野駅から、日野・滝畑コミュニティバスの「滝畑ダム行き(400、419、419V系統)」に乗車し、「滝畑ダムサイト」バス停で下車するとすぐに到着します。

車でのアクセス

車で訪れる場合は、国道170号(大阪外環状線)を利用します。河内長野市天野町の天野山第一トンネルを抜け、分岐点を左折して突き当りを右折すると滝畑方面に進むことができます。途中、関西サイクルスポーツセンターを経由し、府道218号と府道61号を経て滝畑ダムに到着します。

滝畑ダムの周辺施設

滝畑ダムの周辺には、キャンプ場、釣り堀、レストランなどの施設が整備されており、自然の中でゆったりとした時間を過ごせます。また、遊歩道は初心者から上級者まで楽しめるコースが用意されており、四季折々の景色を楽しみながら散策できます。

まとめ

滝畑ダムはその治水機能や水資源供給の役割だけでなく、美しい自然と文化的価値を兼ね備えた魅力的な観光スポットです。四季折々の風景や歴史的な磨崖仏、オシドリなどの自然観察を楽しみに、ぜひ訪れてみてください。

Information

名称
滝畑ダム
(たきはた)

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