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願昭寺

(がんしょうじ)

信者の手作りで建てられた大本山

大阪府富田林市伏見堂に位置する願昭寺は、真言宗系の新宗教「八宗兼学真修教」の大本山として知られています。山号を淨心山(じょうしんざん)とし、本尊は目白不動です。信者の手作りによって建てられた歴史を持ち、本尊の目白不動や美しい五重塔など、見どころ満載の寺院です。境内は梅の名所としても知られ、季節には多くの観光客が訪れます。

八宗兼学の教え

願昭寺は、特定の宗派に偏らず釈迦如来の教えを基に八宗(南都六宗、天台宗、真言宗)の教義を兼修する教えを伝えています。この教えは、古代仏教諸宗を尊びつつ、幅広い仏教の実践を奨励するものです。

昭和16年(1941年)、教祖浄心とその姉である智信によって開教され、昭和27年(1952年)には初代願昭大和上と浄心大法尼により開山されました。その後、昭和29年(1954年)には宗教法人として認証されています。

願昭寺の本尊は、樹齢800年を超えるクスノキから一刀彫りで彫り上げられた目白不動で、非常に貴重なものです。

建造物

本堂

願昭寺の本堂は、総建坪550坪を誇り、真言宗系では戦後最大規模の建築です。堂内には目白不動が安置されています。

護摩堂

護摩堂は、祈願や修行の場として利用されており、多くの参拝者が訪れます。

鐘楼堂

鐘楼堂は、総欅造りで重さ12トンの梵鐘が吊るされており、その規模は全国で4位にランクされる大きさです。

五重塔

2011年に完成した五重塔は、高さ37メートルで大阪府唯一の木造瓦葺き塔として注目されています。全国でも10位の規模を誇り、その優美な佇まいは訪れる人々を魅了します。

緋袍大明神

緋袍大明神は、本堂より高台に位置し、付近の展望台からは富田林市や周辺の眺望を楽しむことができます。晴れた日には、大阪都心部や大阪湾の景色も広がります。

展望台からの眺望

展望台からは、富田林市内や河内長野市北部、大阪狭山市を一望できるほか、天気が良ければ堺泉北臨海工業地帯や大阪湾まで見渡せます。美しい景観は多くの人々を引き寄せる魅力の一つです。

交通アクセス

願昭寺へのアクセスは、近鉄長野線汐ノ宮駅から東へ徒歩約15分で到着します。

周辺の見どころ

願昭寺は、歴史的価値が高く、見どころも多い寺院です。梅の名所や美しい建築群、さらには展望台からの眺望といった要素が揃い、訪れる人々を魅了します。大阪府を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
願昭寺
(がんしょうじ)

富田林・河内長野

大阪府