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三国山(大阪府)

(みくにやま)

三国山は、大阪府和泉市・河内長野市と和歌山県伊都郡かつらぎ町にまたがる標高885.7 mの山です。三角点は和泉市と河内長野市の境に位置し、地域の地理的特徴を示す重要なポイントとなっています。

概要

三国山は和泉山脈に属し、頂上付近には航空路監視レーダーや放送局の中継局が設置されています。山頂からは周囲の山々を見渡すことができ、その風景は四季折々の美しさを感じさせます。

頂上から少し西側には宿山と七越峠があり、アクセス道(林道)沿いにはかつて茶屋が存在していました。しかし、昭和時代中期には廃れてしまい、現在はその面影を残すのみとなっています。

山の名前の由来は、和泉国・河内国・紀伊国の三国が交わる国境上に位置していることから来ています。この名前は、地域の歴史や文化を反映しており、多くの人々に親しまれています。

和泉山脈の魅力

和泉山脈(いずみさんみゃく)は、大阪府と和歌山県を隔てる山脈であり、大阪盆地の南西部に位置しています。東西に連なるこの山脈は、地域の自然景観を形成する重要な存在です。

地理的範囲

和泉山脈は、近畿地方における中央構造線の北縁部にあたります。その範囲は、西端の和歌山市加太・岬町多奈川付近から孝子峠、三峯山、和泉葛城山、鍋谷峠、三国山、槇尾山、燈明岳、蔵王峠、岩湧山、紀見峠に至ります。山脈全体として、南北10km余り、東西50kmほどの地域を含みます。

標高と自然環境

標高は400mから900m程度の山が連なり、豊かな自然環境を有しています。四季を通じて異なる風景が楽しめ、ハイキングやトレッキングを楽しむ人々にとって魅力的なスポットとなっています。

交通アクセス

アクセスルート

三国山へのアクセスは、国道480号(父鬼街道・粉河線)を利用するのが一般的です。大阪府・和歌山県境の鍋谷峠から東へ林道を上り、途中の三叉路を曲がって北へ進むことで山頂近くまでたどり着けます。

道路状況

山頂付近までの道路は舗装されていますが、離合施設が少なく、幅員も狭いため、大型車の通行には向きません。安全運転を心がける必要があります。

三国山の魅力と注意点

三国山はその豊かな自然と歴史的背景から、多くの登山愛好家や自然愛好者を引きつけています。一方で、アクセス道が狭い点や山中での道迷いの可能性があるため、事前にルートを十分に確認し、安全対策を講じることが重要です。

和泉山脈を代表する山の一つである三国山は、大阪府、和歌山県、奈良県にまたがる地域の自然と文化を感じることができる貴重な場所です。訪れる際には、その豊かな魅力を存分に楽しみつつ、安全に登山を楽しんでください。

Information

名称
三国山(大阪府)
(みくにやま)

富田林・河内長野

大阪府