大阪府 » 富田林・河内長野

辛国神社

(からくに じんじゃ)

辛国神社は、大阪府藤井寺市にある格式高い神社です。式内社として知られ、かつて村社に列せられていました。深い歴史と豊かな自然に囲まれたこの神社は、訪れる人々に安らぎと荘厳さを与えてくれます。

祭神

主殿

相殿

歴史

辛国神社の名は、物部氏の一支族である辛国連に由来しています。辛国連は呪術者としても知られた韓国広足を輩出したことで有名です。創建時期は定かではありませんが、『日本書紀』には雄略天皇の時代に物部氏がこの地を領地として賜ったことが記されています。これに伴い、祖先神として饒速日命を祀ることが始まりました。

平安時代の貞観9年(867年)、官社に列せられ、延喜式神名帳では官幣小社とされていました。その後、中世には河内守護である畠山基国の寄進を受けて社領を拡大し、現在の地に社殿が造営されました。この際、春日大社の天児屋根命が合祀され、「春日社」とも称されるようになりました。

明治時代に入り、「辛国神社」に改称され、近隣の野中神社や長野神社を合祀するなど再編を重ねました。その後、野中神社は1950年に再び復社されています。

境内

辛国神社の境内は美しい自然に囲まれています。1989年には参道が「大阪みどりの百選」に選ばれ、訪れる人々に癒しを与えています。以下は境内にある主な施設です。

主な施設

また、境内には「長野神社」の名が刻まれた鳥居が移設されており、その歴史を今に伝えています。

祭事

辛国神社では年間を通じて多くの祭事が行われています。地元の人々に親しまれ、多くの参拝者が訪れる行事を以下に紹介します。

アクセス

辛国神社は大阪府藤井寺市藤井寺1-19-14に位置し、交通アクセスも便利です。

最寄り駅:近鉄南大阪線藤井寺駅から徒歩約8分(南東へ約600メートル)

歴史と自然が調和した辛国神社は、地元の人々のみならず、観光客にも愛される場所です。ぜひ訪れて、その魅力を感じてみてください。

Information

名称
辛国神社
(からくに じんじゃ)

富田林・河内長野

大阪府