千早赤阪村立郷土資料館は、大阪府南河内郡千早赤阪村にある郷土資料館です。この施設は、地域の歴史や文化を後世に伝えるための重要な役割を果たしています。
千早赤阪村立郷土資料館は、1986年(昭和61年)に開館しました。この資料館では、千早赤阪村を中心とした歴史、考古学、民俗学に関する資料を収集、保管、展示しています。
館内は2階建てで、1階は古代から近代にかけての出土物や歴史資料が展示されており、2階は民俗資料が中心となっています。
1階では、千早赤阪村の北部に位置する御旅所古墳や森屋古墳群などから発掘された土器や銅鏡を展示しています。また、楠木正成が築いたとされる千早城、上赤坂城、下赤坂城の模型や発掘調査で得られた資料も充実しています。
さらに、村の重要な文化財である建水分神社の狛犬など、地域の歴史を伝える展示物も見ることができます。
2階では、江戸時代末から昭和にかけて使用されていた凍り豆腐の作製器具や林業の用具が展示されています。これらは、千早赤阪村でかつて盛んに行われていた産業や生活文化を示す貴重な資料です。
楠木正成に関する歴史資料も多く展示されており、その功績や戦いの様子を深く知ることができます。特に、千早城の戦いを中心にした展示が注目されています。
開館時間:午前9時
閉館時間:午後5時(最終入館受付:午後4時30分)
毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日休館)、年末年始
大人:200円
子供:100円
団体割引もあります。
近畿日本鉄道 近鉄長野線 富田林駅より
4市町村コミバスに乗車し、千早赤阪村役場前で下車。徒歩約10分。
阪和自動車道 美原南ICを降り、国道309号線経由で到着。
無料駐車スペースも完備されています。
資料館の近隣には、以下の観光スポットがあります。