概要
あべのアポロビルは、映画館「アポロ座」を起源とし、その伝統を引き継いでいます。館内の主要テナントとしてあべのアポロシネマをはじめ、書店や飲食店、娯楽施設が充実しており、近隣の「あべのルシアス」や「あべのキューズタウン」とも連絡通路で結ばれています。
施設構成とデザイン
建物の9階以上では床面積が狭くなっており、この構造を活かして9階南側にはテラスが設置されています。また、館内のエレベーターは営業用が4基、業務用が2基設置されており、エスカレーターは地下2階から4階まで2基が昇降、4階から5階は昇りのみの1基運用となっています。バリアフリー対応は一部で遅れており、車椅子利用者には不便な箇所も見受けられます。
交通アクセス
ビルの正面には大阪国際空港行きの空港バス乗り場があり、地下には駐車場が設けられています。隣接する「あべのルシアス」との統合運営に伴い、駐車場や搬入口の利用も効率的に管理されています。
歴史
あべのアポロビルは、1950年に映画館「アポロ座」としてスタートしました。その後、拡張と再開発を経て、総合ビルへと進化し、複合商業施設としての地位を確立しました。
沿革の主な出来事
- 1950年 - 映画館「アポロ座」開館。
- 1957年 - 「アポロ会館」へ改称し、複数の映画館を併設。
- 1972年 - 総合商業ビル「近映レジャービル アポロ」として開業。
- 1998年 - 「あべのルシアス」との再開発が完了。
- 2013年 - 映画館が「あべのアポロシネマ」に改称。
- 2017年 - 4階に「アポロシネマ8プラス1」を再開設。
主なテナントと施設
あべのアポロビルには、多彩なテナントが入居しており、訪れる人々に多様なサービスを提供しています。
代表的なテナント
- あべのアポロシネマ - 最新映画が楽しめるシネマコンプレックス。
- 喜久屋書店 - 本や漫画が豊富に揃う書店。
- ファミリーマート - 日常の買い物に便利なコンビニエンスストア。
- ダイコクドラッグ - 医薬品や日用品を扱うドラッグストア。
- GiGO - ゲームセンターとして長年親しまれています。
- 快活CLUB - ネットカフェや漫画喫茶の施設。
過去に出店していたテナント
過去には、「三木楽器」や「タイトーFステーション」などのテナントも存在していましたが、時代の変化に伴い閉店や移転が行われました。
アクセスと周辺環境
あべのアポロビルは、大阪市阿倍野区の中心部に位置し、地下鉄やバスでのアクセスが良好です。また、近隣には「あべのハルカス」や「あべのキューズモール」などの人気スポットもあり、買い物や観光を楽しむことができます。
周辺の主要施設
- あべのハルカス - 日本一高い超高層ビル。
- あべのキューズモール - 多くのブランドショップが集まるショッピングモール。
- 天王寺公園 - 都心のオアシスとして知られる公園。
まとめ
あべのアポロビルは、歴史と現代の利便性を兼ね備えた魅力的な商業施設です。映画館「あべのアポロシネマ」を核とし、多彩な店舗が集まるこのビルは、買い物やエンターテインメントを楽しむ場所として多くの人々に愛されています。アクセスの良さも魅力の一つであり、大阪観光の際にはぜひ訪れてみてください。