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須佐之男尊神社(関目神社)

(すさのおのみこと じんじゃ)

須佐之男尊神社は、大阪市城東区に位置する神社で、地元では「関目神社」の名でも親しまれています。歴史的な背景を持ちながら、現在も地域住民に愛される神社として、多くの参拝者が訪れます。

神社の歴史

須佐之男尊神社の起源は、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が大坂城を築城した際にまで遡ります。社伝によると、天正8年(1580年)、この地域を通る道(後の京街道)を「関目の七曲り」と呼ばれる屈曲路に整備し、その折に須佐之男尊を祀ったのが始まりとされています。

この七曲りは、敵軍の進軍を監視しやすくするための戦略的な構造でした。さらに、大坂城の鬼門封じとして、武神である須佐之男尊に加え、毘沙門天王も祀られました。これにより、この神社は地域の守護神として信仰されるようになりました。

主祭神と境内施設

主祭神

神社の主祭神は須佐之男尊で、戦いや災厄からの守護神として崇敬されています。

境内施設

年中行事と祭事

須佐之男尊神社では、年間を通じて様々な行事が行われ、地域の人々にとって大切なイベントとなっています。

主要な祭事

年間行事

交通アクセス

須佐之男尊神社へは、大阪メトロ谷町線「関目高殿駅」から徒歩5分の距離にあり、アクセスが非常に便利です。

関目の地名と七曲り

関目」という地名は、古くから存在した「榎並荘」に由来します。「関目」とは、かつてこの地に設けられた見張り所(関所)に由来するとされています。さらに、この場所は大坂城の防備のための重要な拠点でもあり、屈曲した道である「関目の七曲り」が防衛戦略として利用されました。

まとめ

須佐之男尊神社は、歴史的背景を持つだけでなく、地域の守護神として地元住民に親しまれてきた神社です。年間を通じた多彩な行事は地域文化の一部となっており、訪れる人々に深い信仰心と歴史の重みを感じさせます。大阪を訪れた際には、ぜひ足を運びたい場所の一つです。

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名称
須佐之男尊神社(関目神社)
(すさのおのみこと じんじゃ)

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