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さきしまコスモタワー(大阪府咲洲庁舎)

(おおさかふ さきしま ちょうしゃ)

大阪湾岸の絶景を望むランドマーク

大阪府咲洲庁舎、愛称「さきしまコスモタワー」は、大阪市住之江区南港北(咲洲)にそびえ立つ、地上55階・地下3階、高さ256.0mの超高層ビルです。その圧倒的な存在感は、大阪湾岸のランドマークとして広く知られています。

展望台

さきしまコスモタワーの最上階(55階)には、カフェが併設された展望台があります。展望台へは1階の専用エレベーターで52階まで上り、そこからエスカレーターで55階へ向かいます。

この展望台は地上252mの高さに位置し、広範囲にわたる大阪市内の風景を眺めることができます。特に夜景が美しいとされ、「新日本三大夜景・夜景100選事務局」によって「夜景100選」に選ばれています。

眺望

展望台からは、大阪府内だけでなく、神戸市街や淡路島、関西国際空港など広範囲の景色を楽しむことができます。晴れた日には、遠く四国や中国地方の山々まで見渡せることもあり、訪れる人々に感動を与えています。

特別展望台

さらに、55階展望台と屋上のヘリポートに挟まれた空間には、半屋外型の第二展望台があり、イベント時に一般開放されることがあります。この展望台は、高さ252mの絶景を体感できる貴重なスポットとして、人気を集めています。

国際貿易拠点構想:世界との架け橋

大阪府咲洲庁舎は、旧称「大阪ワールドトレードセンタービルディング」、略称「WTC」として1995年に竣工しました。もともと大阪市港湾局が中心となって策定した「テクノポート大阪」計画に基づいて建設されたこのビルは、2010年6月1日に大阪府へ譲渡され、「大阪府咲洲庁舎」という名称になりました。

建設の背景

この建物は、世界各地にあるワールド・トレード・センター(WTC)の一つとして、大阪市港湾局が1988年(昭和63年)に策定した計画に基づいて建設されました。総事業費は1,193億円にのぼり、高さは完成当時256.0mでした。当初、252mの計画でしたが、同時期に建設されたりんくうゲートタワービルの高さに合わせて最終的に256mに調整されました。

特徴と受賞

さきしまコスモタワーは、大阪湾岸を象徴するランドマークとなり、1996年度の「大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)」で大阪市長賞を受賞しました。また、2023年末時点で日本国内で6番目に高いビルとしての地位を維持しています。

階段チャレンジ「THE RISE 256」

毎年秋に開催される「THE RISE 256」は、高さ4mの2階から、214mの52階まで1,176段の階段を駆け上がるチャレンジイベントです。このイベントは大幸工業株式会社の特別協賛で行われ、多くの参加者を集めています。

アクセスと周辺施設

さきしまコスモタワーは、大阪市内の主要エリアからやや離れた場所に位置していますが、交通の便は良好です。隣接するインテックス大阪やハイアットリージェンシー大阪などの施設とも連絡通路でつながっており、ビジネスや観光の拠点としても便利です。

周辺の観光スポット

さきしまコスモタワー周辺には、大阪湾岸エリアを楽しむことができるスポットが多数あります。特に、海辺を散策するのが好きな方には「ATC(アジア太平洋トレードセンター)」や、大型のイベントホール「インテックス大阪」などもおすすめです。

イベントとライブ

また、夏季には「WTCオープンエアスタジアム」として、a-nationなどのライブイベントが開催されることもあります。これにより、訪れる人々に音楽と夜景を同時に楽しむ機会が提供されます。

まとめ

さきしまコスモタワーは、その圧倒的な高さと美しい展望台、充実した周辺施設によって、多くの観光客にとって魅力的なスポットとなっています。大阪のランドマークとして、ビジネスだけでなく観光でも大いに楽しめるこの建物を、ぜひ一度訪れてみてください。

Information

名称
さきしまコスモタワー(大阪府咲洲庁舎)
(おおさかふ さきしま ちょうしゃ)

大阪ベイエリア

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